リノベーションに憧れ、中古マンションを購入することにした私たち夫婦。
マンション購入を進めるにあたって、当初よくわからずに不安だったのが、「何に」「どれくらい」費用が掛かるかということです。(進めていく中で、FPさんが登場したため、かなり助けられました)
同じような方の参考になればと、今回の記事では具体的にどのような費用が掛かったのかをお伝えします。(数字は出せるものは出します)
ちなみに私たちの場合は、リノベーションはあきらめ、必要最低限のリフォームのみです。
この記事を読んで中古マンション購入時の予算のイメージをつかんでいただき、一生に一度の大きな買い物を後悔のないものにしていただけましたら幸いです。
中古マンションの購入、契約編
まずは、マンション購入に掛かった費用です。
マンション購入の手付金
物件の購入にあたって、まずは契約をしました。
その際に、代金の一部を現金にて支払いました。これが手付金です。
私たちが支払ったのは、物件価格の5%。これは、売主さん側の不動産会社の決まりらしく、金額を指定されました。
マンションの代金
マンションの代金の90%は、ローンです。先に挙げた、契約時に支払った手付金が5%。
残りの5%も現金で用意しました。
ちなみに、マンションの価格は少しだけ値下げしていただきました。
(「X,Y80万円」→「X,Y50万円」になりました。担当者さんに「80万円は値切れますよ!」と言われたのでお願いしたのですが、フタを開けてみたら「30万円がやっとでした…⤵︎」ということでした)
ローンの事務手数料
ローンを借りるための事務手数料は、借り入れ金額の2.2%でした。
決済時、銀行からローン全額が振り込まれるのではなく、借り入れ額から事務手数料を差し引いた額が振り込まれました。そのため、この事務手数料も現金で用意しました。
仲介手数料
決済時、不動産会社に仲介手数料を支払いました。
金額は仲介手数料の法定上限金額でした。
(売買価格×3%+6万)×消費税
この金額も、交渉によっては安くなるようです。私たちの場合は、交渉する余裕がなかったのでそのまま支払いました。
印紙代
詳細が残っていないのでうろ覚えですが、私たちの場合は、物件契約に1万円、住宅ローンに2万円、トータルの印紙代は3万円だと思います。(物件価格、ローン借入額に応じて変わります)
登記費用
不動産の登記は、銀行指定の司法書士さんが行ってくださいました。
支払った合計金額=登記に掛かる実費+司法書士さんへの報酬
登記に掛かる実費は、物件によって異なります。(所有権移転、抵当権設定など)
司法書士さんへの報酬は、私たちの場合は約10万円でした。
適合証明
フラット35でローンを組むために、適合証明が必要でした。
不動産担当者さんが手配してくださり、5万5,000円でした。全てお任せで、言われるがままの金額なので、高いのか安いのかわかりません。
固定資産税と管理費、修繕積立金の精算
決済日までの固定資産税を日割りで計算しました。
また、月半ばでの決済だったため、管理費と修繕積立金も日割りで計算し、支払いました。
諸経費は物件価格の5〜8%?
以上が、私たちが支払ったもの全てです。
ネットで調べると、「中古マンションの購入のための諸経費は5〜8%が相場」とあります。「1割用意しておけば安心です」とも。
しかし、ちょっと待ってください!
私たちが支払った現金は、相場の倍以上です。
これは一体どういうことかと調べてみました。
すると、どうやらこの差額は、ローンで借りる金額によるようです。すなわち、頭金をいくらにするか?ということです。
(私たちは90%をローンで借りましたが、仮に100%借りた場合の諸経費は相場くらいになります)
したがって、「1割の諸経費+頭金が予算」と考えると安心だと思います。
契約以外で掛かった費用
次に、契約以外で掛かった費用についてです。
火災保険
火災保険は家によって様々です。私たちの場合、築年数の分だけ高めだと思います。10年契約にしました。
リフォーム代金
いずれ大掛かりなリノベーションをすることを考え、必要最低限のリフォームを行いました。
内容は、
- 壁紙の張り替え(全室)
- 和室の襖、畳の張り替え、カーテンレール取り付け
- 床の張り替え(洋室×2、洗面所、トイレ)
- 換気扇取り替え(トイレ、洗面所)
- 洗面所水洗の交換
- ガスコンロ交換
- ハウスクリーニング
- 他、諸経費
部材は、一部を除き、いちばん下のグレードのものにしました。
2社で見積もりを取り、安い方の業者さんを選び、約80万円でした。
引越し代金
引越しは、3社に見積もりを取って選びました。
大手引越し会社さんで、約6万円です。
鍵関係
鍵関係は3つ。
まずは、玄関の鍵。
引渡し後に交換しました。
管理会社に教えていただいた会社と、自分で調べた会社を比べました。(管理人さんから「他に安いところがあればそちらを使っていいですよ」と言われたので)
管理会社から教えていただいた方が安く、そこに依頼しました。約1万5,000円でした。
2つ目は、セキュリティシステム用のカードキー。
これは本来、売主さんから受け取れば済むものです。
しかし、売主さんは「持っていない」ということで、システム自体を交換することになりました。3〜4万円ほどです。
3つ目は、宅配ボックスのカードキー。
売主さんから受け取ったものは、古いものらしく使えませんでした。(どうやら宅配ボックスの入れ替えがあったようです)
こちらも売主さんは「持っていない」ということで(なぜ…?)、私たちが負担することになりました。5,000円ほどです。
この件は、私たちにも落ち度があります。
カードキーを受け取ってすぐに使ってみればよかったのですが、(ずっと在宅していたため)宅配ボックスを初めて使ったのが、引越してから数ヶ月後だったのです。
こんなことのないように、受け取った鍵は、すぐに使えるかどうか試してくださいね。
最後に
以上が、中古マンションを購入する際に掛かった費用(契約とそれ以外)です。
予算については、「(物件価格の)1割の諸経費+頭金」を考えていただくといいかと思います。
また、相見積もりを取れるものは取り、値引き交渉できるものは交渉することをおすすめします。
そして、物件の引き渡しが終わったら、設備のチェックだけでなく、受け取った鍵が使えるかどうかをその場で試してくださいね。
次の記事は、引越しに掛かった費用(買ったもの編)をまとめたものです。